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amp-iframe
Description
iframe を表示します。
Required Scripts
<script async custom-element="amp-iframe" src="https://cdn.ampproject.org/v0/amp-iframe-0.1.js"></script>
Supported Layouts
iframe を表示します。
必要なスクリプト | <script async custom-element="amp-iframe" src="https://cdn.ampproject.org/v0/amp-iframe-0.1.js"></script> |
サポートされるレイアウト | fill、fixed、fixed-height、flex-item、intrinsic、nodisplay、responsive |
例 | amp-iframe のアノテーション付きコードの例 |
動作
amp-iframe
と vanilla iframe には重要な違いがいくつかあります。vanilla iframe は安全性を重視して設計されており、単一の iframe で制御される AMP ファイルを使用しません。
amp-iframe
はドキュメントの上部付近には表示できません(以下で説明するように、placeholder
を使用する iframe は除く)。iframe は、最上部から 600 ピクセル離れた位置、または最上部までスクロールしたときにビューポートの最初の 75% の範囲内でない位置のどちらか上の位置に配置する必要があります。- デフォルトでは、amp-iframe はサンドボックス化されています(詳細をご確認ください)。
amp-iframe
はリソースをリクエストする際に、HTTPS、データ URI、srcdoc
属性のいずれかのみを使用します。amp-iframe
は、sandbox
属性にallow-same-origin
を指定できる場合、コンテナと同じオリジンに含めてはなりません。iframe に使用できるオリジンについて詳しくは、iframe オリジン ポリシーをご覧ください。
例: amp-iframe に埋め込まれた Google マップ
<amp-iframe width="200" height="100"
sandbox="allow-scripts allow-same-origin"
layout="responsive"
frameborder="0"
src="https://www.google.com/maps/embed/v1/place?key=AIzaSyDG9YXIhKBhqclZizcSzJ0ROiE0qgVfwzI&q=iceland">
</amp-iframe>
次のようにレンダリングされます。
amp-iframe
のその他のデモを AMP By Example でご覧いただけます。 広告での amp-iframe の使用
amp-iframe
は、広告の表示を主な目的として使用しないでください。広告が含まれている動画を表示する目的で amp-iframe
を使用することについては問題ありません。この AMP ポリシーを適用するには、個々の iframe をレンダリングしないようにします。
広告のユースケースでは、代わりに amp-ad
を使用してください。
このポリシーを適用する理由を以下に示します。
amp-iframe
ではサンドボックス化が強制的に行われ、子 iframe にもサンドボックスが適用されます。つまり、広告自体は動作しているように見えても、ランディング ページは壊れている可能性があります。amp-iframe
は、設定を iframe に渡すメカニズムを備えていません。amp-iframe
は、iframe を完全に制御するサイズ変更メカニズムを備えていません。- 視認性に関する情報を
amp-iframe
で使用できない場合があります。
属性
src | src 属性は、標準的な iframe の場合とほぼ同じように動作します。ただし、1 つ例外があります。それは、#amp=1 フラグメントを URL に追加すると、ソース ドキュメントが AMP コンテキストに埋め込まれていることを理解できるようになるという点です。このフラグメントは、src で指定された URL にまだフラグメントが設定されていない場合にのみ追加されます。 |
srcdoc、frameborder、allowfullscreen、allowpaymentrequest、allowtransparency、referrerpolicy | これらの属性はすべて、標準的な iframe の場合と同じように動作します。 frameborder が指定されていない場合、デフォルトで 0 に設定されます。 |
sandbox | amp-iframe で作成された iframe には必ず sandbox 属性が定義されます。デフォルト値は空です。これは、iframe が「最大限にサンドボックス化」されることを意味します。sandbox の値を設定することで、サンドボックス化する iframe を減らすことができます。ブラウザでサポートされている値はすべて指定できます。たとえば、sandbox="allow-scripts" と設定すると、iframe で JavaScript を実行できます。また、sandbox="allow-scripts allow-same-origin" と設定すると、JavaScript の実行、非 CORS XHR の作成、Cookie の読み取りと書き込みを iframe で行えるようになります。 サンドボックス化することを念頭に置いて作成されていないドキュメントを iframe 化する場合、 allow-scripts allow-same-origin を sandbox 属性に追加しなければならない可能性が高く、追加の機能を使用できるようにしなければならないこともあります。 また、サンドボックス化された iframe から開いたすべてのウィンドウにもサンドボックスが適用されます。これには、 target=_ blank が設定されたリンクをクリックしたときに作成される新しいウィンドウも含まれます(この動作を行えるようにするには、allow-popups を追加します)。allow-popups-to-escape-sandbox を sandbox 属性に追加すると、新たに作成されたウィンドウを、サンドボックス化されていない新しいウィンドウと同じように動作させることができます。ほとんどの場合、ユーザーはこのような動作を希望、期待しているでしょう。しかし残念ながら、本ドキュメントの執筆時点で Chrome でサポートされているのは allow-popups-to-escape-sandbox だけです。 sandbox 属性について詳しくは、MDN のドキュメントをご覧ください。 |
共通の属性 | この要素には、AMP コンポーネントに拡張された共通の属性が含まれます。 |
プレースホルダが設定された iframe
以下の例に示すように、amp-iframe
に placeholder
要素を設定すると、amp-iframe
をドキュメントの上部に表示させることができます。
amp-iframe
には、placeholder
属性が設定された要素(amp-img
要素など)を含める必要があります。この要素は、iframe を表示できるようになるまで、プレースホルダとしてレンダリングされます。- iframe を表示できるようになったかどうかは、iframe の
onload
か、iframe ドキュメントから送信されるembed-ready
postMessage
のいずれか先に届いた方をリッスンすることによって確認できます。
例: プレースホルダが設定された iframe
<amp-iframe width=300 height=300
layout="responsive"
sandbox="allow-scripts allow-same-origin"
src="https://foo.com/iframe">
<amp-img layout="fill" src="https://foo.com/foo.png" placeholder></amp-img>
</amp-iframe>
例: iframe の embed-ready リクエスト
window.parent.postMessage({
sentinel: 'amp',
type: 'embed-ready'
}, '*');
iframe のサイズ変更
amp-iframe
では、他のすべての AMP 要素と同様に、静的レイアウトを定義する必要があります。ただし、実行時に amp-iframe
のサイズを変更することは可能です。そのためには、次のようにする必要があります。
resizable
属性を指定してamp-iframe
を定義する必要があります。amp-iframe
にoverflow
子要素を設定する必要があります。amp-iframe
でallow-same-origin
サンドボックス属性を設定する必要があります。- iframe ドキュメントから
embed-size
リクエストをウィンドウ メッセージとして送信する必要があります。 embed-size
リクエストの高さが特定のしきい値(100 ピクセル)未満の場合、リクエストは拒否されます。
resizable
を指定すると、scrolling
の値が no
にオーバーライドされることに注意してください。
例: overflow
要素が設定された amp-iframe
<amp-iframe width=300 height=300
layout="responsive"
sandbox="allow-scripts allow-same-origin"
resizable
src="https://foo.com/iframe">
<div overflow tabindex=0 role=button aria-label="Read more">Read more!</div>
</amp-iframe>
例: iframe のサイズ変更リクエスト
window.parent.postMessage({
sentinel: 'amp',
type: 'embed-size',
height: document.body.scrollHeight
}, '*');
このメッセージを受信すると、AMP ランタイムはできるだけ早くリクエストに対応しようとしますが、リーダーが現在読んでいる場所、スクロールが実行中かどうか、その他の UX やパフォーマンスに関する要素を考慮に入れます。ライタイムがサイズ変更リクエストに対応できない場合、amp-iframe
によって overflow
要素が表示されます。overflow
要素をクリックすると、サイズ変更がユーザー操作によってトリガーされるため、amp-iframe
のサイズが直ちに変更されます。
サイズ変更の実行速度に影響する要素の一部を以下に示します。
- サイズ変更がユーザー操作によってトリガーされたかどうか。
- サイズ変更リクエストの対象が現在アクティブな iframe かどうか。
- サイズ変更リクエストの対象の iframe がビューポートの上と下のどちらにあるか。
iframe の視認性
iframe は send-intersections
メッセージを自身の親に送信することで、iframe の親ビューポートとの共通部分に関する IntersectionObserver スタイル変更レコードの受信を開始できます。
注: 以下の例では、作成した iframe 内にスクリプトがあると想定しています(window.parent
は上部ウィンドウ)。ネストされた iframe 内にスクリプトがある場合は、window.parent
を上部の AMP ウィンドウに変更します。
例: iframe の send-intersections
リクエスト
window.parent.postMessage({
sentinel: 'amp',
type: 'send-intersections'
}, '*');
iframe は親ウィンドウからの intersection
メッセージをリッスンして、共通部分のデータを受信することができます。
例: iframe の send-intersections
リクエスト
window.addEventListener('message', function(event) {
if (event.source != window.parent ||
event.origin == window.location.origin ||
!event.data ||
event.data.sentinel != 'amp' ||
event.data.type != 'intersection') {
return;
}
event.data.changes.forEach(function (change) {
console.log(change);
});
});
共通部分に関するメッセージは、iframe がビューポートに出入りしたとき(または、iframe が部分的に表示されているとき)、iframe がスクロールまたはサイズ変更されたときに、親から iframe に送信されます。
トラッキング / アナリティクス用の iframe
amp-analytics
は幅広いアナリティクス ベンダー向けに設定可能な、堅牢性と効率性に優れた包括的なソリューションであるため、アナリティクスの目的ではこのコンポーネントを使用することを強くおすすめします。
AMP でアナリティクスやトラッキングの目的で使用できる iframe は、1 ページにつき 1 つだけです。リソースを節約するために、これらの iframe は、読み込まれてから 5 秒後に DOM から削除されます(5 秒あれば、必要な作業を完了できるはずです)。
iframe は、ユーザーの直接の目的を果たさないように思える場合(ユーザーから見えない、表示が小さいなど)、トラッキング / アナリティクス用の iframe として認識されます。
ガイドライン: amp-iframe を介して既存の AMP コンポーネントを使用する
必要なユーザー エクスペリエンスを AMP の他の手段では実現できない場合、つまり、ユースケースに適した既存の AMP コンポーネントがない場合、代わりに amp-iframe
コンポーネントを使用することを検討してください。その理由は、特定のユースケース用に調整された AMP コンポーネントを使用することには、以下のようなさまざまなメリットがあるためです。
- リソース管理を改善し、パフォーマンスを向上させることができます。
- 場合によっては、カスタム コンポーネントで組み込みのプレースホルダ画像を提供できます。つまり、動画の読み込みの前に適切な動画のサムネイルを取得できます。また、プレースホルダを手動で追加するためのコーディング作業を減らすことができます。
- サイズ変更機能を組み込むことができます。これにより多くの場合、予測不能なサイズの iframe コンテンツを、スクロール可能なフレーム内に表示するのではなく、ページに対してネイティブであるかのように表示できるようになります。
- 他の追加機能(動画プレーヤーの自動再生など)を組み込むこともできます。
検証
AMP 検証ツールの仕様で amp-iframe のルールをご確認ください。
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