AMP

Integrate your analytics tool with AMP

概要

トラフィックやビジターに関するデータを把握するためのサイト運営者向け SaaS(サービスとしてのソフトウェア)ツールを提供している場合、そのサービスを amp-analytics に統合することができます。こうすることで、顧客は AMP HTML ページのトラフィックパターンを閲覧できるようになります。

始める前に

分析サービスを AMP HTML ランタイムに追加する前に、以下の内容を実施する必要があります。

  • 分析サービスを使用する上で AMP HTML ドキュメントに必要となる変数リクエストの種類を特定する。
  • サービスに関連するページから分析リクエストが送信されるようにするトリガーを特定する。
  • ファーストパーティとサードパーティ AMP のコンテキストでユーザーを追跡するかどうか、そしてその方法を検討する。
  • 分析ダッシュボードが AMP トラフィックをどのように処理するかを確認する。
  • amp-analytics に欠落した機能がないかを確認し、必要な機能についてリクエストを提出する。
  • AMP アナリティクスは、あらかじめ構成されたエンドポイントに変数を送信します。既存のエンドポイントがない場合、その構築方法の概要について、こちらのサンプルを参照してください。
  • iframe を除くすべてのトランスポートタイプでは、変数は HTTPS リクエストのクエリ文字列パラメータとして送信されます。
  • iframe トランスポートタイプについては、変数は window.postMessage を通じて、作成された iframe に送信されます。この場合、メッセージは URL である必要はありません。このオプションは、MRC 認定ベンダーのみが利用できます。
  • amp-analytics との統合によって、既存のポリシー(特にプライバシーポリシー)や契約にどのような影響が生まれる可能性があるかを検討する。

AMP HTML ランタイムへの構成の追加

  1. 分析サービスを AMP HTML のランタイムに追加することを述べた Intent-To-Implement(実装意図)の課題 を作成します。説明に cc @ampproject/wg-analytics を必ず含めてください。
  2. 以下の内容を実装するパッチを開発します。
  3. 以下のような、デフォルト外のオプションを含めた新しい構成 json ファイル ${vendorName}.json を vendors フォルダ:
    1. 追加のデフォルト変数用の "vars": {}
    2. サービスが使用するリクエスト用の "requests": {}
    3. 必要な場合は "optout":。現時点では、優れたオプトアウトシステムが用意されていないため、あなたに合ったものを設計できるように、お問い合わせください。
    4. 必要な場合は "warningMessage":。コンソールにベンダーからの警告情報(説明や移行)を表示します。
  4. iframe トランスポートを使用する場合は、"*vendor-name*": "*url*" を含む iframe-transport-vendors.js の ANALYTICS_IFRAME_TRANSPORT_CONFIG に新しい行を追加します。
  5. examples/analytics-vendors.amp.html リファレンス内の例。
  6. extensions/amp-analytics/0.1/test/vendor-requests.json ファイルのテスト。
  7. extensions/amp-analytics/0.1/analytics-vendors-list.md ファイルの対応ベンダーリストに分析サービスを追加します。種類、説明、および使用方法のドキュメントへのリンクを含めてください。
  8. examples/analytics-vendors.amp.html に配置した新しい例をテストし、この例のヒット数が期待通りに動作していることを確認します。たとえば、必要なデータが収集され、分析ダッシュボードに表示されることを確認します。
  9. Intent-To-Implement 課題を参照する、このパッチのプルリクエストを提出します。
  10. サービスの使用方法ドキュメントを更新し、顧客に伝えます。
  11. AMP リポの外部で統合テストを管理することを強くお勧めします。

タグマネージャー

タグ管理サービスには、AMP アナリティクスと統合するためのオプションが 2 つ用意されています。

  • エンドポイントアプローチ: amp-analytics の追加エンドポイントとして機能し、バックエンドでマーケティング管理を実施します。
  • Config アプローチ: 各サイト運営者固有の、動的に生成された JSON config ファイルを通じて、タグ管理を実施します。

エンドポイントアプローチは、前のセクションで説明した標準アプローチと同じです。config アプローチには、サイト運営者固有の amp-analytics の構成を作成する作業があり、互換性のあるすべてのアナリティクスパッケージが含まれます。サイト運営者は、以下のような構文を使用して構成を含めます。

<amp-analytics
config="https://my-awesome-tag-manager.example.com/user-id.json"

> </amp-analytics>
> 

このアプローチを使用する場合は、サイト運営者向けの AMP アナリティクスの統合に関するドキュメントを参照してください。

その他のリソース