AMP

Login

このページを初めて開いたときには、2 つのコメントとログインボタンが表示されます。

ログインボタンは、コードでは次のように記述されています。

<span amp-access="NOT loggedIn" role="button" tabindex="0" amp-access-hide>

  <h5>Please login to comment</h5>
  <button on="tap:amp-access.login-sign-in" class="button-primary comment-button">Login</button>
</span>

amp-access に関連する属性の動作は、amp-access に対してページ全体で適用される設定に依存します。ここでは次のようになります。

<script id="amp-access" type="application/json">
  {
    "authorization": "https://ampbyexample.com/samples_templates/comment_section/authorization?rid=READER_ID&url=CANONICAL_URL&ref=DOCUMENT_REFERRER&_=RANDOM",
    "noPingback": "true",
    "login": {
      "sign-in": "https://ampbyexample.com/samples_templates/comment_section/login?rid=READER_ID&url=CANONICAL_URL",
      "sign-out": "https://ampbyexample.com/samples_templates/comment_section/logout"
    },
    "authorizationFallbackResponse": {
      "error": true,
      "loggedIn": false
    }
  }
</script>

認証エンドポイントは AMPByExample の一部としてデプロイされています。ページのサイト運営者は、このエンドポイントを提供する責任があります。このケース例では、単純化するために基本ロジックが実装されており、サーバーはこのリクエストを受信すると、ABE_LOGGED_IN という名前の Cookie の値を読み取ります。Cookie がない場合は、loggedIn = false を含む JSON レスポンスを返します。その結果、ユーザーが初めてこのページを開くと、このリクエストによって loggedIn = false が返され、ログインボタンが表示されます。

ボタンの HTML コードをもう一度見てください。on="tap:amp-access.login-sign-in" が使用されているので、ユーザーがボタンをタップしたときには、上の JSON で指定された URL が使用されるはずです。

{
"login": {
"sign-in": "https://ampbyexample.com/samples_templates/comment_section/login?rid=READER_ID&url=CANONICAL_URL"
}
}

注意: ログインノード内には、異なる URL を定義することができます。この例では、まず sign-in の URL を定義し、後で sign-out を定義します。

このログインページは非 AMP ページですが、ここではわかりやすいように、このページにログイン ID とパスワードの値を入力します。非表示の入力タイプである returnURL の使い方に注意してください。この値はサーバー側のテンプレート作成を通じて AMPByExample サーバーが設定します。サーバーは、AMP ライブラリによって sign-in URL に自動的に追加される return というパラメータからこの値を読み取ります。

下の例では、ログインボタンをクリックすると、return パラメータの値がリクエストに追加されます。この値を調べるには、Chrome DevTools コンソールを使用して、[Network] タブに移動します。

AMPByExample サーバーがログインページから POST リクエストを受け取り、ログイン ID とパスワードが正しい場合、サーバーはリクエストを前述の returnURL にリダイレクトし、#success=true パラメータを末尾に追加します。これで AMP ランタイムがページを承認でき、コメントの追加が可能になりました。

サーバーの実装はページのサイト運営者の責任であるため、AMP ランタイムの機能とサーバーの機能について理解することが重要です。

まとめ:

  • AMP ランタイムは、ログイン JSON オブジェクト内に指定された sign-in リクエストに対して return パラメータを自動的に追加します。
  • AMP ランタイムはログインページを閉じて、return URL パラメータで指定されたページにリダイレクトします。
  • ユーザーがログインボタンをクリックすると、サーバーはレスポンスを調整する必要があります。

ヒント: このフローの詳細については、amp-accessをご覧ください。